日本は中国と朝鮮に対する牽制を強化するため、さらに幅広い安全保障体制を構築し、地域外の要素をより多く取り入れることに力を入れている。
安倍晋三首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長と会談し、サイバー攻撃対策、海上安全保障などでの協力を確認し、今後もハイレベルの話し合いを進める方針であると語った。また、関連内容は、双方が署名した初の「共同政治宣言」に盛り込まれた。
同宣言で、日本とNATOは、共通した価値観の構築をより一層重視し、サイバー攻撃やテロ対策、大量破壊兵器の不拡散や海賊対策などでの協力を確認した。これに基づき、アジア太平洋と欧州大西洋地域は政治と安全保障で相互に影響を与え合うとした。
安倍首相は、朝鮮問題や日中の係争により、東アジアの安全環境は日増しに厳しくなっているとし、NATOに日本の対応に対する理解を促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月17日