中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所の張永蓬研究員は、「韓日のアフリカとの提携強化は、アフリカ諸国の戦略的選択肢を増やしている。アフリカ諸国にとって、戦略的選択肢は多い方が良い。2000年の中国・アフリカ提携フォーラムの設置により、客観的に見て、国際社会(特に大国)のアフリカへの重視を強く促した。その過程において、アフリカのチャンスが増加し、アフリカに戦略的選択肢がもたらされた。アフリカは政治的影響力の拡大、アフリカ経済の外への拡張力により、国際社会から支持を得た。アフリカはまた一部の欧州の大国、そして中国やインドといった新興国から経済提携・支援を獲得し、貿易面での優遇を受けた」と分析した。
中国はアフリカの重要な外交・提携パートナーであり、アフリカもまた中国の重要な投資先だ。劉副院長は、韓国と日本によるアフリカとの提携強化について、「短期的に見て、中国には確かに競争相手が増えるが、長期的に見れば、これは中国企業の原動力でもある」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月30日