注意深い観察者なら「人を驚かせる言葉を吐かないと気が済まない」がすでに日本政界の伝統となっていることに気づくだろう。自重を知らぬ日本の政治屋は自らの利益と党の支持率アップのため、議論を招く発言を故意にして、大衆の歓心を買おうとする。
そこで次期参院選がパンドラの箱を開ける鍵となり、右傾発言が盛んに飛び交うようになった。まず安倍氏が「侵略の定義は定まっていない」と発言。すぐさま自民党の高市早苗政調会長が「村山談話」を見直す必要性を指摘し、先日には橋下氏が「慰安婦必要」発言をぶち上げた。
だがこれは政治家たちの曲芸にすぎない。発言をころころと変え、強く出られるとこびへつらい、歴史事実は軽視する。日本の政治屋たちの面の皮が厚く腹黒い処世術には全くため息が出る!
こうした自己矛盾的な発言は世界の人々に誤った日本の印象を与える。実はこれらは日本の政治屋たちの無責任な発言、票集めのカードに過ぎない。だがこうした発言が示す、日本政治の発展の道における危険なシグナルは警戒に値する。
「人民網日本語版」2013年5月31日