資料写真:ひゅうが型ヘリ空母
中国が明確に反対を表明したにも関わらず、日本政府は4日、米カリフォルニア州で日米の「離島奪還訓練」を10日より予定通り実施すると発表した。今回の演習で、自衛隊はひゅうが型ヘリ空母を含む陸海空軍を初めて動員し、総合訓練を実施する。
軍事専門家の李莉氏は中国中央テレビ(CCTV)の番組「今日関注」のインタビューに応じた際に、「日本が太平洋を渡り米国の軍事演習に参加するのはこれが初めてであり、その手をすでに各大洋に伸ばしている」と指摘した。
時事通信社は4日、「同演習は10日から26日にかけて実施され、自衛隊は陸海空軍の約1000人の隊員を派遣する」と伝えた。海上自衛隊はひゅうが型ヘリ空母などの主力艦艇を派遣し、陸上自衛隊は離島の特殊戦に特化した部隊を派遣する。小野寺五典防衛相は、「これは自衛隊の能力を引き上げ、日米の実戦能力を強化するための訓練だ」と語った。