資料写真:ひゅうが型ヘリ空母
ひゅうが型ヘリ空母が遠路はるばる米国の軍事演習に向かうが、これは将来的に平和憲法の規制を突破するための布石ではないかという問題について、李氏は「これは一種の探りだ。ひゅうが型は日本でトン数が最大の水面作戦艦艇であり、高い攻撃能力を持つ。今回の演習では、海上自衛隊が初めて太平洋を超え、米カリフォルニア州に向かう。これまで日本は、インド洋海域で活動していた。この二つの要素を加えると、日本がすでに各大洋に手を伸ばしていることが分かる」と分析した。
李氏は、「同演習では、ひゅうが型ヘリ空母をプラットフォームとし、対潜ヘリ・輸送ヘリ・揚陸艇を搭載することが可能だ。これは事実上、海と空からの上陸に向けた予行演習だ。同演習では艦艇を、敵国の海岸線から40キロ離れた海域に進めることになるが、これは米国が提案する、地平線を越えて上陸するための最も理想的な地点だ。このような状況下、敵国のレーダーは捕捉が不可能だからだ。この地点から海と空の立体的な突撃を仕掛けることで、敵に占拠された島を空から直接奪うことができる。これは非常に明らかな実戦的な演習である。また使用されうるすべての武器・装備を使用し、海と空からの垂直上陸作戦の能力を試すことになる」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月7日