表面的な提案
安倍首相は、「その他の大国と比べ、日本は情報分析・整理の能力が低い」と語った。安倍首相は、日本版NSCは4人の閣僚による定期的な会議を開くために創設する、抜け殻の機構ではないと強調しているかのようだ。
朝日新聞はこの新機構の見通しを疑問視し、社説の中で「確かに日本は情報の分析・整理能力を強化する必要がある。しかし安倍首相の提案は根本的なものに触れておらず、表面的なものになっている」と指摘した。
ロイター通信は7日、青森中央学院大学の大泉光一教授の発言を引用し、「日本版NSCを創設したとしても、日本は情報専門家の育成で課題に直面する。重要なのは専門家の育成であり、時間と労力が必要だ。新たな機構を創設するのは結構だが、適切な人材がいなければ、この機構をいかに運営するというのだろうか」と疑問を呈した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月8日