中国の2013年の大学受験が6月7日に幕を開き、今年は計912万人が受験した。
2013年6月7日、中国の912万人の若者の運命が、「分水嶺」の大学受験を迎えた。彼らは12年間の努力を経て、この「人生で最も公平な機会」に挑戦した。
日本新華僑報網によると、中国の大学受験の前日である6月6日、文部科学省は5年後に一発勝負のセンター試験を廃止し、高校2年生より毎年2−3回の試験を実施することで、その最高得点で希望大学を選べるようにすることを検討すると発表した。また試験の難易度も低中高の三段階に分け、受験する大学に基づき試験の難易度を選択する。例えば東京大学を受験する高校生の試験は難易度が高になるが、短大を受験する高校生は難易度が中もしくは低になる。また大学側は受験生の数回の統一試験の成績に基づき、さらに面接や筆記試験による総合判断で、採用を決定することが可能だ。
日本は1990年より大学入試センター試験を開始している。文部科学省が今回これを廃止しようとしたのは、この一発勝負の試験において、一部の学生が十分に実力を発揮できなかったり、体調不良によりチャンスを逃し、人材が埋もれてしまうためだ。
センター試験廃止について、日本の社会各界からは高い反響が得られており、さまざまな意見があがっている。これによる影響は、主に次の二つに分けられる。(1)大学ランキングに二極化が生じる。(2)学生の学習の積極性が低下する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月9日