安保条約 米日両国の「落とし穴」に

安保条約 米日両国の「落とし穴」に。

タグ: 安保条約 米日関係 釣魚島

発信時間: 2013-06-21 11:23:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このほど開かれたG8サミットで予定されていた、オバマ大統領と安倍晋三首相の両国首脳会談が「ドタキャン」となった。一部からは、米日関係の「弱体化」に関する憶測が飛び交っている。このような推測は、実情から離れている嫌いがある。「環球ネット」が伝えた。

まず両氏は事前に「電話会談」を行なっており、安倍首相も訪米済みだ。両国は同盟関係を結んでいる。米国は米日同盟をアジア政策の基盤・支柱としており、これは今後も変化が生じそうにない。いかなる同盟関係の構築も、それぞれの利益に基づいたものだ。これは常識である。課題に直面した際に、同盟国のそれぞれの利益が一致する場合は、一丸となって敵に対応する。しかしこの利益が一致しなかった場合、一方がもう一方の足を引きずることになり、同盟関係が重荷となる。そのため同盟関係は諸刃の剣であり、「禍福を共にする」という規制に縛られる。

このほどある学者は、「トゥキディデスの落とし穴」により中米関係に向け警鐘を鳴らし、ペロポンネソス戦争はスパルタのアテネに対する「恐怖」によるものだと結論づけた。しかしブルッキングス研究所のウェブサイトはハーバード大学の政治学者の評論文を掲載し、同戦争のより直接的な原因は、同盟国間の紛糾にあったと指摘した。同評論文はこの指摘を踏まえた上で、今日の東・南中国海の情勢に話を戻し、米国に対して「同地域における連合の管理は、米国のアジア安定維持に向けた努力にとって、最大の課題になる可能性がある」と指摘した。

 

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