【ボイス・オブ・アメリカ(ウェブ版) 6月26日】日本の専門家は中韓首脳会談に高い関心を示している。東京大学の木宮正史教授は、「これは米韓・米中首脳会談に続く、重要な首脳会談だ」と指摘した。
神戸大学の木村幹教授は、中韓首脳会談には歴史的な意義があるとし、「両国の首脳会談は、朝鮮問題および米中・日中関係のパワーバランスを変えるだろう。今後は中国が北東アジア外交を主導する構造が形成される可能性がある。韓国の歩み寄りは、中国にとって朝鮮と韓国の間に同じ距離を置くことを意味し、これにより朝鮮問題で主導権が握りやすくなる」と分析した。
日本では、「韓国は韓米日から韓米中の路線に向かおうとしている。歴史認識・領土問題で中韓が首脳会談を通じて協力を実現し、朝鮮の核問題で日本を外す可能性がある」と指摘する声もある。
木宮教授は、「中韓が協力し、日本の歴史認識と右傾化を批判した場合、日本はこれを等閑視できなくなる」と語った。木村教授は、「中長期的に見て、中韓の歩み寄りを阻止することはできない。日本がどのように対応するかが重要になってくる」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年6月28日