山口大学副学長:侵略の歴史を認めない「第二の罪」

山口大学副学長:侵略の歴史を認めない「第二の罪」。 私は2009年に『私たちの戦争責任』という題名の本を刊行した。この本で私は、日本政府と日本人は日本が歴史上発動した侵略戦争に対して確かに責任があることを、日本の若者に向けて繰り返し強調した。過去の侵略戦争を否認、曲解してはならない・・・

タグ: 山口大学 副学長 侵略 歴史

発信時間: 2013-07-01 14:51:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の若者に歴史の真相を理解させるため、私は『日中戦争とは何だったのか』を日本で刊行した。この本は後に中国大陸部と台湾でも出版された。この本で私は、日本が中国人民の抗日戦争によって敗北した事を正しく評価し、理解できなかったために、戦後の日本および日本人の極めて薄い対中意識がもたらされたと強調した。

私は研究の結果、日本が中国戦線に投じた兵力は、米国を相手とする太平洋戦線を遙かに上回ることを発見した。軍事費の額から見ても、中国戦線への投入の方が大きい。つまり日本の軍事力と国力は中国での抗日戦争でほぼ消耗され尽くしたのだ。歴史事実に基づき、私は先の戦争について「中国に敗北し、米国に降伏した」との最終結論にいたった。大変遺憾なことに、現在の日本の若者はこうした正しい歴史認識をまだ持っていない。日本は米国に負けたと誤解している。こうした誤った歴史認識に基づき、米国に過度に依存する日本の姿勢が形作られた。日本が米国と対等に付き合う方法を終始見いだせない原因はここにある。

正しい歴史認識を通じて、中国に代表されるアジア隣国との友好関係を構築することが、日本が失われる一方の信頼を取り戻し、アジアで一定の地位を勝ち取る唯一の手段だ。私は正しい歴史認識を持って初めて正しい未来を築くことができると、日本の若者に一貫して強調している。これは全ての国家と人々の友好的、平和的関係の構築に関わる重大な課題だ。

「人民網日本語版」2013年7月1日

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