日本メディアによると、日本の安倍晋三首相は7日、参院選の党首討論で外交・安全保障問題について発言した。安倍氏は釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題と南中国海問題にかこつけて中国のイメージに泥を塗り、誤った歴史観に基づく歴史の「誇り」、および「価値観外交」によって中国を封じ込める妄想を大いに語った。
数々の謬論は、日本の指導者の思想がどれほど混乱しており、中日関係の現在の深刻な困難が一体どのようにもたらされたものなのかを再びはっきりと世界の人々に見せた。
釣魚島問題と南中国海問題で安倍氏は「中国は今、力による現状変更を試みている。これは間違っている」と妄言を吐いた。
釣魚島及びその附属島嶼(日本名・尖閣諸島)は、その領海と領空の主権を含め中国に属する。中国の海洋監視船・航空機の正常な巡航は領土を守る責務の行使、自国の領土主権と権益の理にかなった合法的な維持であり、これについて非難し、干渉する権利は日本側には全くない。対日関係において中国側は常に自制を保ち、最大の誠意を堅持している。だがこれは、領土問題における日本側の度重なる挑発を座視するという意味では断じてない。
中国は善隣友好政策を堅持し、南中国海の平和・安定維持に尽力し、当事国の二国間友好協議・交渉を通じた係争の解決を堅持しており、いわゆる「力による現状変更を試みている」など話にもならない。ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議では多くの国々の外相が、南中国海の安定維持における中国とASEANの新たな進展を十分に認め、南中国海係争は直接の当事国による協議・交渉を通じて解決すべきだと指摘した。外部勢力と域外国は南中国海係争に介入すべきでないし、南中国海問題は国際化すべきではない。さもなくば問題の解決にマイナスとなる。ASEAN諸国は中国と共同で地域の平和・安定を守る意向を次々に表明している。