6月に入ってから、節電活動はすでに静かに始められていた。日本政府の関連部門はクールビズを指示し、政府高官も公共の活動に参加する際には涼し気な服装をする。記者がこのほど日本政府の関連部門を取材した所、多くの職員が半袖のワイシャツを着用し、スーツにネクタイを締めている人は少なかった。記者がこのほど受け取った取材依頼の手紙には、「主催者側は私服を着用するので、記者の皆さまも自由な服装でご出席ください」と書かれていた。
多くの商店は節電用品の専用カウンターを設けており、猛暑の夏に用いる涼しい寝具、通気性抜群のシャツ、さまざまな新製品を発売している。一部のメディアは専門のコラムを開設し、各地が開発した節電のコツや、体感温度を下げた経験を紹介している。日本メディアの報道によると、日本企業は太陽光発電と高効率蓄電システムを幅広く採用している。同システムは晴れの日に電力を蓄積し、くもりの日や夜間の使用に備えることで、30−40%の電力を節約できる。
毎年の節電期間によって、日本全国が節電意識を高め、新しい節電用品・技術・生活方式の誕生を促し、最終的に自覚的な行動に導いている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月10日