安倍政権の前途 改憲ではなく経済がポイントに

安倍政権の前途 改憲ではなく経済がポイントに。 今回の選挙で、アベノミクスは自民党の勝利の主因になったが、その基礎は堅固ではない。安倍首相の3大経済政策のうち、金融政策は最も刺激的な薬だ。大幅な円安による輸出拡大は、株価の急速な上昇を促したが、それには持続性がない…

タグ: 安倍政権 前途 改憲 経済 アベノミクス

発信時間: 2013-07-23 09:20:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

参議院の改選議席を巡る選挙が21日に行われた。日本メディアの報道によると、連立与党の自民党と公明党が過半数の議席を獲得し、長年に渡る衆参両院のねじれ国会が解消され、安倍政権の政策実行の障害物が取り払われた。

清華大学現在国際関係研究院の劉江永副院長は、「参議院選挙後、安倍首相は内閣改造に取り組み、各党勢力の政界再編を促す可能性がある。日本維新の会やみんなの党は、改憲問題で自民党と一致しているため、改憲の旗を高々と掲げる安倍首相が、将来的にこれらの党と協力することもありうる」と指摘した。

上海国際問題研究院アジア太平洋研究センターの廉徳瑰副主任は、「日本国民の間で異議の多い平和憲法改正の問題について、各党の内部は一枚岩とはなっていない。例えば公明党で主流なのは反対の立場だが、党内では自民党との連立関係を維持しようとする意見もある。民主党の主流派は改憲に反対しているが、一部の支持勢力もある。自民党内にもハト派は少なくなく、日本が好戦的な古い道に戻ることに強く反対している。改憲に関する議論が深まるにつれ、この議題は日本の政界を引き続き分裂させ、さらには新たな大連立を引き起こす可能性がある。しかしこの再編には長い時間が必要であり、安倍政権が残りの三年間で憲法第9条の主張を改正するのは困難だ」と分析した。

参議院選で票を獲得するため、安倍首相は中国との領土問題を激化させることで、国内のナショナリズムを刺激するという戦略をとった。勝利後の安倍政権は戦略的な変化を講じる可能性があり、少なくとも短期間内に対立を激化させ続けることはない、と分析する声も聞かれる。安倍首相の著書と発言を見る限り、これまで講じてきた中国周辺での「包囲網」構築という手法は、中国との交渉のコマを増やそうとする意図がある。

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