日本の「産経新聞」は7日、中国の活発な海上活動は日本の防衛面の神経を尖らせたとする文章を掲載した。日本政府は、島嶼の防衛を強化する方針を固め、台湾から近い沖縄県の与那国島は尖閣諸島(中国名、釣魚島およびその付属島嶼)を守る重要な場所になると見られる。陸上自衛隊員で構成される100人規模の沿岸監視部隊が近く与那国島に配備され、部隊は最先鋭の移動式レーダーシステムを使用して周辺海域を監視する計画である。
与那国町で11日に行われる町長選挙は、日本の釣魚島防衛にあたる隊員増加の分岐点になると見られている。
日本の一部の防衛関係者は、与那国島への部隊配備は、防衛の空白を埋め、沖縄の自衛隊が領空の監視範囲を拡大できることから、重要な軍事的動きの一つだと強調している。
昨年12月に中国の航空機が釣魚島の上空を飛び越えたとき、宮古島にしかレーダーがなかったため、中国の動きをキャッチできず、自衛隊は対処に間に合わなかった。また、中国海軍による自衛隊の艦艇へのレーダー照射、先月の艦艇5隻が日本列島を一周するという行動は、日本の当局に防衛の空白があり、不測の事態を招くことになると意識させた。
「産経新聞」は、与那国島に自衛隊を配備すれば、沖縄本島の那覇から九州の南西諸島を1本の防衛線にし、同海域の防衛の空白を埋めることができると主張。
日本が構築するこの島嶼防衛線は、ちょうど中国軍の航空機が飛行するルートである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月10日