22DDHの飛行甲板と格納庫の配置は、ヘリ搭載を可能にするだけではなく、さらに垂直離着陸機、無人機と固定翼戦闘機を搭載可能にする。昇降機もこれまでの2基から4基に増設した。こうした動きはミサイル搭載量の多い垂直離着陸型F−35Bの配備に向けた準備だといえる。22DDHの飛行甲板には特殊な素材が使用されており、強度と耐熱性はF−35Bの離着艦に備えているという情報もある。
さらに、日本海自の勝山拓元自衛艦隊司令官が今年の「世界の艦船」9月号で論文を発表し、その中で22DDHの将来的な空母方案を模索している。まずは滑り躍式甲板に加工する。工期は数ヶ月以内で、費用は1億円だ。全体のバランスと強度を強化し、艦体も相応の改造を行う。工期は約半年で、費用は数億円に上る。完成すれば準備は万端、あとはF−35Bを待つのみとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月9日