「いずも」全面分析④F−35は戦闘力を変えるゴールドフィンガーではない

「いずも」全面分析④F−35は戦闘力を変えるゴールドフィンガーではない。

タグ: いずも F35 空母

発信時間: 2013-08-09 16:46:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

F−35Bは「ホーネット」級エセックス空母のテストを行う前に、米国人が1年近くかけて軍艦の甲板を改造している。主として甲板の循環冷却システムの改造だ。「ホーネット」級の冷却システムはAV-8Bの離着艦のみが可能であったため、重量のより重い、エンジンの推力のより大きなF−35Bの搭載条件は満たせなかった。このほど、英国も米国に新型の超高性能断熱塗料を開発し、エリザベス級空母でのF−35Bの離着艦の課題を解決するよう求めた。現在22DDHの甲板が循環冷却システムを配備しているかは不明で、F−35Bを搭載できるかどうかは未知数だ。

日本が22DDHに頼るのは排水量と直通甲板の制限があるからだとしても、短距離離陸垂直離着陸機だけを使用するならば、選択肢はAV-8B「ハリアー」、もしくはF−35Bに限られる。2万トン級の軽空母は多くて十数基の艦載機しか搭載できず、体積が大きく重たいF−35B、対潜、早期警戒、捜索などのヘリが占める格納庫のスペースを考慮すれば、F−35Bの搭載数はさらに減る。これほど小さな航空戦闘能力では効率の良い戦闘は不可能で、制空権の略奪どころか、陸上の目標を攻撃することすらできない。

日本のフジテレビの報道によると、米海軍陸上戦闘隊のF−35Bは2017年に日本に配備され、F−35B購入の初期計画は2025年以降だという。つまり少なくとも12年経過しないと服役できないわけだ。そして戦闘機の操縦士もいなければ、操縦士の訓練さえ、第二次世界大戦後からすでに行っていない。12年後F—35Bは本当に配備できるのか、そしていつその能力を持ち合わせた操縦士を育成できるのか、その答えが出るまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月9日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。