『夫婦の「日中・日本語交流」』、日本僑報社から刊行

『夫婦の「日中・日本語交流」』、日本僑報社から刊行。 8月12日、日本僑報社は最新刊である『夫婦の「日中・日本語交流」――四半世紀の全記録』(大森和夫・弘子編著)が8月26日から発売され、12日からアマゾン予約受付も開始と発表した…

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発信時間: 2013-08-12 09:41:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『夫婦の「日中・日本語交流」』表紙

8月12日、日本僑報社は最新刊である『夫婦の「日中・日本語交流」――四半世紀の全記録』(大森和夫・弘子編著)が8月26日から発売され、12日からアマゾン予約受付も開始と発表した。

元朝日新聞記者で、現在国際交流研究所所長を務める大森和夫氏は、25年間に渡り、中国の大学生に対する日本語学習支援など日中友好活動を行ってきている。この本は大森和夫・弘子夫婦の25年間の全記録との位置づけで、日中交流に大きな意義がある一冊と言われている。

出版元の日本僑報社は、この本の内容紹介を次のように発表している。

◆留学生の一言がきっかけで 25年前、政治部記者として留学生問題を取材していた著者(大森和夫)が聞いた、ある中国人留学生の一言。「奨学金をもらえないので、四十以上のアルバイトを経験しながら留学生活を送っている。日本が嫌いになって帰国する留学生が少なくない。もっと日本のことをたくさん知って、理解したいのに」……。彼の言葉を聞いて、「何とかしなければ」という思いが募った。「せっかく日本に留学して日本語を勉強している外国の若者が、日本を嫌いになって帰国してしまうのは、日本にとって大きな損失」。

◆自宅の四畳半から始まった 「日本で学ぶ留学生や、海外で日本語を学ぶ一人でも多くの学生に、日本を好きになってほしい」。そんな思いで、著者は半年後の1989年に49歳で新聞社を辞め、夫婦で日本語の学習情報誌「季刊誌『日本』」を発行、国内のほか中国など海外の大学に寄贈したのが「日本語交流活動」のスタートだった。仕事場は自宅マンション四畳半の「国際交流研究所」。留学生や、短期留学で日本にやって来る中国の学生や教師たちと、時に和食を囲みながらの活発な交流の場所になった。

◆日本語教材と作文コンクール 8年間に33号まで発行した「季刊誌『日本』」は、中国の130以上の大学に25万冊以上を寄贈。1995年から5回の改訂を重ねた「日本語教材【日本】」も、合計5万冊以上を寄贈した。すべて“夫婦手作り”で、日本の最新事情を反映した内容が学生や教師の感動を呼んだ。さらに、「国際交流研究所」主催の「日本語作文コンクール」は通算19回実施、学生から送られてきた「日本語作文」は19万9758篇にのぼる。本書には、これらの教材の活用事例や、作文コンクール応募者からのメッセージも多数収録している。

日本僑報社によると、大森和夫(おおもり かずお)氏は、1940年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。朝日新聞記者(大分支局、山口支局、福岡総局、政治部、編集委員)を経て、1989年1月、国際交流研究所を設立。大森弘子(おおもり ひろこ)氏も1940年生まれ。京都女子大学短期大学家政学部卒業。文部科学大臣表彰受賞・国際交流功労者(2003年)など受賞されている。主な著書は『中国の大学生が心にかける日中の絆』、『中国の1万2967人に聞きました。』、『もう 日本を恨まない』など。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月12日

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