ドイツ紙「ディ・ヴェルト」は8月9日、「日本の赤字は驚くべき規模に達した」という見出しの記事を掲載した。以下はその内容。
日本は約240%という負債比率で世界トップに立った。格付機関のフィッチ・レーティングスの統計によると、負債比率が日本ほど高い国はない。また、240%は最高値とはならず、今年1年の財政赤字は国内総生産(GDP)の約10%になる見通し。
日本の状況を様々な角度から見ると、普通ではないといえる。第二次世界大戦中でも、国の財政がここまで制御不能となったことはなかった。1945年以降、日本はハイパーインフレで借金を返済したこともあるが、その後に借金は増え続けた。
発表したとおり来年から消費税率を5%から8%に引き上げるかどうか、安倍首相は再び迷っている。日本は2015年に消費税率を10%に引き上げる計画である。
多くのトレーダーが、日本は第2のギリシャになると見ている。日本が「1000兆円の穴」から抜け出せると思う人はいない。現在の負債規模では、トレーダーが金利をもう少し引き上げれば、日本は窮地に陥ってしまう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月12日