現在のところ、中国からの移住者で最も多いのは大学生である。
林さんは中国からやってきた学生であり、日本に来てからまだ1度も故郷には帰っていないという。彼女は日本人と結婚している。彼女は「実のところ、心から日本が好きな中国人はたくさんいる」とメディアではあまり報道されような真実を教えてくれた。
昨年、中日関係が非常に緊迫していた時期はどのように過ごしていたかと聞いたところ、林さんは「本当のところ、そのことについては取り立てて話したりはしない」と笑いながら答えてくれた。そして、彼女は真剣な表情で、「中国と日本の友好的な関係になることを心から望んでいる。隣国であるからこそ、お互いを尊重し、平和な関係を築くべきである。それが両国にとってベストである」と語った。
農場経営者の北島さんもまた、同じような期待を持っている。「日本人を恨んでいる中国人がいることは知っている。しかし、彼らが祖国に帰ったとき、日本で実際に見聞きしたり、体験したりしたことを友人や家族に語ってほしいと思う。それはとても小さな文化交流ではあるが、とても大事なことでもあると思う」と話してくれた。
(文・傅東飛)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月16日