靖国参拝の代わりに玉串料奉納 中国の機嫌は取れない

靖国参拝の代わりに玉串料奉納 中国の機嫌は取れない。

タグ: 安倍 靖国参拝 奉納

発信時間: 2013-08-16 14:04:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

15日の戦没者追悼式の現場において、数千人の列席者は安倍首相の式辞後、1分間の黙祷を捧げた。その1日前、菅義偉内閣官房長官は政府を代表し、日本国民全体に対して「終戦記念日」の昼12時に、第二次世界大戦の戦没者に黙祷を捧げるよう呼びかけた。NHKの女性キャスターは12時前に、視聴者に時間通りに黙祷を捧げるよう促した。しかし大阪梅田の繁華街の12時の光景を見る限り、日本人は生活のリズムを止め黙祷を捧げることはなかったようだ。その一方で靖国神社内では、参拝に訪れた日本人が感情を高ぶらせていた。大田さん(70)は環球時報の記者に対して、「私の父は沖縄戦で戦死した。私は毎年ここを訪れ、父とその他の国のために犠牲になった人に祈りを捧げている。安倍首相が今日参拝に訪れなかったことは、非常に恥ずべきことだ」と語った。「環球時報」が伝えた。

ニューヨーク・タイムズは15日、「靖国神社の敷地内にある遊就館で、人々は日本が侵略者ではなく、西側諸国の帝国主義者からアジア諸国を救った解放者であると知らされる」と伝えた。安倍首相が15日に靖国神社を参拝しなかったことは明らかな譲歩であり、政権獲得後の2大政治目標のジレンマに陥っていることが分かる。安倍首相本人は、日本の真の行いに対する戦後の「過度に自虐的な描写」を変える必要があると感じているが、同時に日本のアジアにおける政治・安全のイメージを高めることで、日本にとって最大の盟友である米国の、中国台頭の抑制に力を貸そうとしている。安倍首相は15日に、訪日中のメネンデス米上院外交委員長と会談した。共同通信社は、「メネンデス氏は前日、公明党の山口那津男代表と会談した際に、日本側に日中関係の修復を求めた」と報じた。

中国外交部の洪磊報道官は15日、「日本閣僚が第二次世界大戦のA級戦犯を祀る靖国神社を参拝したことは、歴史の正義と人類の良知に対する公然たる挑戦であり、中国などのアジアの被害国の人々の感情を著しく傷つけるものだ」と指摘した。洪報道官の発言は、中国の日本問題専門家の劉江永氏が14日に下した、「安倍首相が玉串料を納めることで靖国神社に敬意を表するだけでは、中国を喜ばせることはできない」という判断を裏付けた。劉氏は15日に環球時報に対して、「安倍氏は以前にも、村山富市元首相が歴史を認め戦争を反省するとした態度を改めると表明したことがあり、米国を含む国際世論の批判を招いた。安倍氏は今回、初めて首相として歴史責任に触れることを避けたが、これは村山談話を変えるための一歩目かもしれない」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月16日

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