汚染水漏れは、世界から注目を集めている。21日付の英ガーディアン紙は、汚染水漏れ事件は再び日本国民の怒りの炎に火をつけただけでなく、隣国の懸念を招いていると伝えた。韓国2位の航空会社のアシアナ航空は、放射能汚染を考慮し、10月のソウル―福島のチャーター便を取り消すと発表した。20日付の英インディペンデント紙は専門家の意見を引用し、「日本政府はこれまで、福島原発の除染および稼働停止による代価と、その複雑性を甘く見てきた。東電は徹頭徹尾、問題の深刻性を隠蔽している」と指摘した。
汚染水漏れ事件はすでに、日本の国内問題から外国レベルまで発展している。韓国政府は汚染を受けた付近の海域と漁場に対する影響について、「関心」を表明した。韓国外交部の報道官は20日、「韓国は日本政府に対して、汚染水が太平洋に流出した事件に関する説明を求めている。これは有史以来初の出来事であり、日本側は関連情報を全世界に公表すべきだ」と語った。ロイター通信は、「中国側はファックスの中で、福島原発が依然として汚染水を流出させていることに関心を示し、日本側に関連情報の適時・全面・正確な開示を求めた」と伝えた。
ロイター通信は20日、「東電は事故を早期警戒する能力がなく、原発事故の深刻性を隠蔽しようとし、広く批判を受けた」と指摘した。CNNは21日、「国際原子力機関は福島の問題に注目しており、今回の事故は極めて深刻だと表明した」と報じた。安倍首相はさまざまなルート、最高のスピード、最も効果的な方法によりこの危機を解決すると表明したが、専門家は「技術的にも政治的にも、福島の汚染された劇毒水漏れ問題を解決することは、容易なことではない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月22日