「日本は戦争の準備ができたのか?」――。20日付のロシア紙プラウダ(電子版)がこの目を引く問題を提示した。ヘリコプター搭載型空母「いずも」の進水、水陸両用戦車の調達など日本の急速な海洋勢力拡充により、同地域の軍事力のバランスが崩れつつあるというのだ。日本の共同通信(電子版)は、日本が新型輸送機「オスプレイ」導入を検討していることを明らかにした。しかしそれでもロシア紙は、中日間で大規模な衝突が発生することはないとしている。
◇日本は敢えて戦争を起こすか?
日本は規模が何倍も大きい帝政ロシア、どの方面でも何倍も上の米国に危険を冒して挑んだ過去がある。今度は中国に戦争をしかけはしないだろうか?ロシア紙プラウダは、専門家の多くがこの小さな島のために少なくともこの数年は中日両国が全面戦争を起こすことはないとの見方を示す。ただ両国間の緊張関係は長期間にわたって続き、釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題が地域の軍拡競争を直接的或いは間接的に触発する可能性があるという。
中国の専門家は「日本国憲法には交戦権否認が明記されている上、両国の軍事力を比較すると、日本はこの100年で中国に対して最も軍事的優位性がない時期といえるかもしれない。日本が中国に戦争をしかけても間違いなくいい結果はなく、中日間の大規模な衝突は両国の利益に見合わないが、日本が角逐のある水域で摩擦を起こす可能性は排除できない。日本は過去にも軍が外で問題を起こし、政府に圧力をかけた状況がある。中国がすべきことは注意を怠らないことで、様々な突発事件に対応できる準備を整えておくことだ」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月22日