外国メディアの報道によると、東京電力は、放射能汚染水を保管するタンク付近で新たな高放射線量地点が見つかったと発表した。放射能漏れの新たな場所は見つかっていないという。
東京電力は22日、貯水タンクの検査で、2カ所から危険な高放射線量を検出したと発表。広報担当者によると、検出された場所の近くにある貯水タンクの水位に変化はなく、地面も乾いており、タンクから再び漏れ出た可能性があるかどうかはまだわかっていない。
同社は20日、貯水タンクから原子炉の冷却に使用する300トンの放射水が漏れたと発表した。これにより、タンクの安全性が懸念されている。原発で保管される冷却用の汚染水は1日400トンに上る。
日本の原子力規制委員会は21日、福島第一原発の貯水タンクから高濃度の汚染水が漏れた問題で、放射能漏れの国際評価尺度でレベル3の「重大な異常事象」に引き上げることを決めた。評価は8段階に分けられ、レベル7を最も深刻としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月23日