独メルケル首相は20日、南部の都市ミュンヘン郊外のダッハウ強制収容所記念館を訪問し、数万人の被害者に花輪を捧げ、哀悼の意を表した。
ドイツを含む西側諸国のメディアは、メルケル首相の今回の訪問を大々的に報じていない。西側諸国の多くの人にとって、ドイツの指導者が歴史を反省する多くの事例はすでに「ニュース」ではなく、当然の職責となっている。
罪を犯せば罰を受け、謝罪する。これは古より至極当然のことであり、ましてや犯したのが侵略戦争、ホロコーストの大罪であればなおさらだ。そのためヴィリー・ブラント元首相はユダヤ人記念碑の前で跪き、ゲアハルト・シュレーダー元首相は戦勝国の元首とノルマンディー上陸作戦60週年を共に祝い、メルケル首相は第二次世界大戦について「永久に責任を負う」と約束した。