資料写真:空母遼寧艦に搭載されるJ15
近年、一部のアジアの国が固定翼機を搭載可能な水陸両用艦船の建造に積極的で、アジア太平洋地域の軍拡競争に関する話題もそれが発端となった。ただ各国の空母や水陸両用艦船の実際の配備を考えると、軍拡競争の話題は説得力に欠ける。8日付の日本の英字紙ザ・ ディプロマットが伝えた。
オーストラリアから朝鮮半島、日本までのアジア太平洋地域で中国の飛行甲板方面の操作は唯一無二といえ、唯一空母に固定翼機の離着艦ができる国でもある。中国初の空母「遼寧」の艦載機の具体的詳細に関する確かな情報はわかっていないが、はっきりしていることは新たな艦載機が「遼寧」の実力を補強するものだということだ。中国はより多くの空母を建造し、将来は空母大国になるに違いないといわれる。
中国の隣国・日本の「準空母」には争議がある。戦後の日本国憲法は攻撃的兵器の保有を明確に禁止しているため、日本の大型水上艦建造には周辺国・地域の関心が集まった。しかしそれでもヘリコプター搭載駆逐艦「いずも」は進水した。
日本に対して韓国は05年に水陸両用の「独島艦」が進水したが、その後の発展は平坦ではなかった。航空甲板にポリウレタンを塗り耐熱能力は向上したが、不規則な航空甲板と近距離防衛システムの位置は固定翼機を配備する前に大幅に改造する必要がある。