最後に日本は現実離れした幻想を抱かないことだ。釣魚島をめぐる領有権問題の存在を否定し、中日間でかつて争議棚上げの共通認識が存在したことを否定する日本に問題解決の誠意があるとは信じがたい。過ちを犯せばそれを認め、その代償を払わなければならない。適当にごまかしてその場をやり過ごし、過去に逆戻りするのは不可能だ。今の情勢下にあって中国などの周辺国との協力を推進し、経済上の利益を得ようなどと日本は期待しないほうがいい。日本がすべきことは広い視野に立ち、勇気を持って歴史を正視し、正しい態度と実際の行動で両国関係の健全な発展に影響を与える障碍を取り除くことだ。
今の日本社会は右傾化が鮮明になってきている。そのなかには深刻な歴史的、現実的要因があり、釣魚島問題にも多くの複雑な要素を加えている。日本の近現代史をみると明治維新にしても、戦後の急速な復興にしても日本はさんざんな目に遭ってようやく改心し、正常さを取り戻す。そのため今回の闘争は並大抵でない闘いになる。これは主権権益を守る闘争であり、「心に訴える」闘争でもある。われわれは日本国内の有識者を含めあらゆる団結できる力を団結し、時勢がこちらにあることを見極め、戦略的底力を維持し、慌てず焦らず果敢に強靭に闘う必要がある。当然われわれは自らのやるべきことをやらねばならない。中国が強大になればなるほど、勝利も近い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月11日