喜憂こもごもの日本イプシロン発射 未来図は不明瞭

喜憂こもごもの日本イプシロン発射 未来図は不明瞭。 日本の新型固体燃料ロケット「イプシロン」の初の発射が14日に成功し、日本国内を沸き返らせた。15日、落ち着きを取り戻した日本メディアは、論調の修正を開始した。共同通信社は、「イプシロンが日本宇宙産業の切り札になれるかについては未知数だ」と伝え…

タグ: 日本 ロケット イプシロン プラン

発信時間: 2013-09-16 10:16:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

共同通信社は15日、「今回の発射成功により、日本はH-IIA・H-IIB液体燃料ロケットによる大型衛星の打ち上げ、イプシロンによる小型衛星の打ち上げという陣容を整えた。日本は長期に渡りロケット発射回数が少なく、コストも割高で、民間の需要を引き出せていなかった。今回のイプシロンの初発射にかかったコストは約53億円で、2017年までにはこれを30億円に引き下げることで、小型衛星発射の競争力を高める。しかしイプシロンの今後の発射は2年後を予定しており、その後については計画が立てられていない。これは商業面の具体的な先行きが見えていないためで、日本宇宙産業の切り札になれるかについては未知数だ」と指摘した。産経新聞は、「新型ロケットは開発期間に故障が発生し、2回連続で打ち上げを延期しており、その信頼性に関する不安な印象を残した」と報じた。

産経新聞は15日、「中国メディアは日本の新型ロケットが、軍用に転用される可能性があると憶測している」と伝えた。ある中国人専門家は15日、環球時報の記者に対して、「打ち上げ用ロケットは輸送モジュールと宇宙船によって構成されており、弾道ミサイルは輸送モジュールと弾頭の組み合わせであるため、両者の差は大きくない。ロシアは弾道ミサイルを改造し、商用衛星を何度も発射している。打ち上げ用ロケットの弾道ミサイルへの転用は、コントロールシステムと飛行軌道データの修正が必要だ。これは打ち上げ用ロケットの高さを、弾道ミサイルの遠距離発射に修正するということだ」と指摘した。共同通信社も、「多くの国家が開発している固体燃料ロケットは、ミサイル発射に転用されている」と認めた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月16日

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