第十管区海上保安本部は24日午後3時30分頃、海上保安庁の航空機が鹿児島県佐多岬から西に約437キロ離れた日本の排他的経済水域で、中国海洋調査船「東方紅2号」が事前通告と異なる海域を航行しているのを発見したと発表した。共同通信社が24日夜に伝えた。
第十管区海上保安本部は、「沖縄付近の海域で、中国船が日本側の同意を得ずして調査を実施したり、通告と異なる海域を航行するケースが続発している。しかし鹿児島県沖で発見されたのは2年ぶりのことで、前回は2011年9月に確認された」と発表した。
中国の調査船はケーブルと思わしき6本の物体を水中に垂らし、予定されていた地点より西に76キロの海域を航行した。海上保安庁の航空機は無線通信により、中国の調査船に調査の停止を求めたが、回答はなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月25日