日中翻訳学院主催の講演会
9月25日に配信された「日本僑報電子週刊」第1100号によると、日本僑報社が主催する「日中翻訳学院」では、10月・11月開講講座の受講生を募集している。「日中翻訳学院」は、北京オリンピックのフィナーレを迎えた2008年9月、日中交流に貢献する優れた人材を育成することを目的として設立された。民間レベルから政府レベルまで、ハイレベルで翻訳・通訳を行うことができる人材を輩出している。優秀な修了者には、日本僑報社の翻訳者データバンクへの登録などの特典がある。
「鄭塾」(日文中訳)の指導教師は著名な翻訳家・鄭民欽教授。全10回。毎週、課題文を受講者にメールで送り、受講者は2週間以内に訳文を講師へメールで提出する。講師は丁寧に添削したものを、参考訳文・講評とともに返送する。最終回はスクーリングが計画され、受講者には修了証書が授与される。
「三潴塾」(中文日訳)の指導教師は麗澤大学の三潴正道教授。現代中国語の書き言葉“論説体”(国語の新聞、雑誌、学術論文、公式の場でのスピーチ等に広く用いられる文体)の翻訳能力養成認定講座。一期15回で構成され、レベル1~10に分かれた共通の問題を使用する。クラスレッスンと通信講座が同時開催され、クラスレッスンに参加できない受講者は通信講座で学ぶことができる。学期修了時に修了証書が授与されるほか、最高レベルをクリアした受講者は、特定非営利活動法人・日中翻訳活動推進協会(通称:而立会)入会の案内がある。
「薛塾」(日文中訳)は2013年11月からの新規開講講座。指導教師は中国西北大学現役の薛紅玲・準教授。薛教授は翻訳指導において豊富な実績があり、11年の日本滞在歴と上場企業の資料翻訳の経験がある。講座は全10回で、毎週、課題文を受講者にメールで送り、受講者は2週間以内に訳文を講師へメールで提出する。講師は丁寧に添削したものを、参考訳文・講評とともに返送する。受講者には修了証書が授与される。
なお、「日中翻訳学院」にはこのほかに武吉塾(中文和訳)、洋子塾(翻訳・同時通訳)の二講座があり、いずれも好評を受けている。
詳細:
●鄭塾(日文中訳)http://fanyi.duan.jp/teijuku.htm
●三潴塾(中文日訳)http://fanyi.duan.jp/mitsumajuku.htm
●薛塾(日文中訳)http://fanyi.duan.jp/xuejuku.htm
●武吉塾(中文和訳)http://fanyi.duan.jp/takeyosijuku.htm
●洋子塾(翻訳・同時通訳)http://fanyi.duan.jp/yangzijuku.htm
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月26日