日本が硫黄島に通信傍受施設設置へ①なぜ硫黄島か

日本が硫黄島に通信傍受施設設置へ①なぜ硫黄島か。

タグ: 硫黄島 通信傍受施設 グアム 釣魚島

発信時間: 2013-10-21 11:24:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

小野寺五典防衛相は先月硫黄島を視察し、今後130億円を投じ硫黄島に大型の通信傍受施設を建設すると発表した。

日本メディアの解説によると、日本による硫黄島への通信傍受施設の設置は、中国海軍の第一列島線から東側の海域での活動に向けたものであり、中国の軍用機・戦艦の同海域での活動を効果的に監視・抑制するためだ。

日本のこの言い分は、これまでの一貫した表現内容とそれほど変わらないように聞こえるが、具体的に見ていくと別の意味が込められていることが分かる。

なぜ硫黄島に通信傍受施設を建設するのか

まずは硫黄島の位置を見ていこう。硫黄島は実際には第二列島線、つまり小笠原諸島に属している。第二次世界大戦中、当時の米軍と日本軍はこの小島で激しい戦闘を展開した。米軍が勝利を獲得したシンボルが硫黄島であり、米軍は米国旗を硫黄島に掲げた。これはその後、太平洋戦争の象徴的な写真となった。硫黄島が第二列島線に位置する以上、日本のこれまでの軍事力の配備と移動との間に違いが存在する。

冷戦時代の日本は兵力を北海道に向けていた。冷戦が終結した今日、日本は一貫して中国の脅威を強調しており、その軍事力を南西に転じ、中国の東中国海と釣魚島に向けている。現在になり硫黄島に通信傍受施設を建設するのは、これまでの軍事力の移転方向からかけ離れている。硫黄島は日本列島の南西ではな南東の方向に位置する。地図を広げれば、硫黄島が実際にはグアム島の方に近く、ハワイの方向に近いことが分かる。

日本が硫黄島に建設する通信傍受施設がどれほど大きくなるかについては、次のような比較が可能だ。日本は数年前に3年の時間と25億円の費用をかけて、釣魚島付近の宮古島にいわゆる通信施設を建設した。小野寺防衛相の発言内容によると、硫黄島の通信傍受施設の建設費用は130億円に達し、宮古島の通信施設の5倍以上ということになる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月21日

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