日本の言い訳の目的は
中国海軍が近年、第一列島線を突破し太平洋に入っているが、その行動の頻度も規模も限りあるものだ。実際に同海域で最も頻繁に最大規模で活動しているのは、中国の空と海の軍事力ではなく、米軍の軍事力だ。
言い換えるならば、米海軍の同海域における活動は規模が最大かつ最も頻繁である。ましてや米軍の新たなアジア軍事力調整の後、グアム島はアジア太平洋に向けた中枢・中核基地となっている。硫黄島はそのグアム島に近いのだ。
このいくつかの現象を結びつければ、次のような結論が導き出される。同海域での中国海軍の活動には限りがあり、米国が最も頻繁に活動している。同海域は中国海軍の主要基地からかけ離れているが、米軍のアジア太平洋における中核基地であるグアム島から近く、さらにハワイに向かい着実に近づき始めている。
通信傍受施設を一つ建設することは大きな出来事ではないが、日本はこれを十分にアピールしようとしており、防衛相が自ら視察し、同施設の建設を宣言した。この動きからは、日本が次のような真の狙いを持っていることが分かる。日本はまずこのような手段により米国にアピールする一方で、その動きを必死に中国の軍拡と結びつけた。これは中国対抗という口実により米国に影響力を与え、米国から同行動に対する承認・支持を取り付け、硫黄島に通信傍受施設を建設することに対する米国の猜疑を回避するためだ。
中国外交部の報道官、中国国防部の報道官はこれらの問題についてコメントした際に、あっさりとした、それほど意に介していない態度を示した。中国国防部の耿雁生報道官が「君子は常に余裕があり、小人は常に落ち着きがない」という言葉でコメントした。中国の同海域における活動は正常な活動だ。これほど必死にムードを盛り上げ、必死に叫んでいることにはどのような狙いがあるか。それは少しでも分析すれば分かることだ。
つまり日本の現在の行為は、日本がより広範囲の空域・海域をコントロールしようと計画していることを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月21日