日本の「基盤」に変化なし
双方は防衛協力の拡大、海上自衛隊とロシア海軍のテロリズム・海賊対策訓練の実施で合意した。
ショイグ国防相は、「我々は日本の同業者が、国際的なテロ組織・海賊撲滅の必要性について下した判断に同意する。我々はロシアと日本の艦艇による、アフリカの角海域における協力を提案した」と述べた。小野寺外相は、「双方は演習中に、観察員を頻繁に相互派遣する用意がある」と語った。
日本とロシアは国際的な舞台、例えば東アジアサミットやASEAN地域フォーラムなどで、安全・災害救助に関する議題について話し合い、国連平和維持活動の情報を共有することを計画している。岸田外相の発言によると、日ロの協力は「アジア太平洋地域の平和・安定の強化に対して、重要な役割を果たす」ことになる。
岸田外相は同時に、日米同盟の日本にとっての重要性を強調し、「日米同盟は依然として日本の防衛政策の基盤であり、これに変化が生じることはない」と語った。
他国を対象とせず