靖国神社に祀られているのは第二次世界大戦のA級戦犯で、事実所「日本のナチス」だ。安倍首相が公然とこれに頭を下げるのは、第二次世界大戦の結果と戦後の国際秩序に対する公然たる挑発だ。安倍首相は海外の悪霊参拝を計画しているが、これは侵略の歴史を認めず、歴史的責任を負うことを拒否し、間違った道を歩み続けようと決心していることを示している。安倍首相の行為は、日本を危険な崖っぷちに一歩また一歩と追いやり、地域全体の平和・安定を脅かすことになる。全世界の平和を愛する人々、特に太平洋の島国の人々を含む、日本の軍国主義の侵略と植民地支配を受けた被害国の人々は、これに対して強い警戒を維持するべきだ。
世界の反ファシズム戦争の勝利の成果、戦後の国際秩序は、世界の人々が命と血によって得たものだ。太平洋の島国の人々も、第二次世界大戦中に日本軍の侵略を受け、多大な犠牲を払っている。ソロモン諸島の人々はガタルカナル島の戦いで多くの死傷者を出しており、マーシャル諸島のインフラは戦争によりほぼ破壊しつくされ、キリバスの2000人以上の住民はその他の島に追いやられ、数百人の住民が旧日本軍に殺害された。ナウルの1万人以上の人口は、旧日本軍の侵略を受け500人しか残されなかった。歴史は否定できず、正義は蹂躙できず、平和を侵すことはできない。金で被害国の人々が屈辱の歴史、平和の尊さを忘れられると思うならば、それは日本の勝手な一人よがりに過ぎないだろう。(筆者:賈島 国際問題専門家)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月9日