ロシア科学アカデミー極東研究所日本研究センターのワレリー・キスタノフ所長は、ハルビン駅の記念館開設を上述したように理解できるかと質問された際に、「当然そう理解できる。本件は安倍首相が新年前に靖国神社を参拝したスキャンダルと強く関連している。靖国神社には250万人の日本人兵士と、東京国際軍事裁判によって死刑判決を受けた14人のA級戦犯が祀られている。韓国でも中国でも、今回の参拝に強い批判が出た。韓国は日本に対して慰安婦問題の解決を再度促しているが、米国の日本人の子孫は先ほど、米国のある州で慰安婦を侮辱する記念碑の設置を許可された。これらのすべてが、日韓および日中の心理・政治の緊張を反映している。緊張はエスカレートを続けており、現時点ではいつになればこれが終わるか不明だ」と語った。
米国の同問題に対する立場は、問題をよく説明している。安重根記念館の建設準備が始まった2013年11月、米国はアジアの同盟国である日本と韓国に対して、友好的な対話により中国での記念館開設の問題を解決するべきと呼びかけ、中国については一言も触れなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月21日