イギリスのガーディアン紙ウェブ版は1月21日、日本の全日空の人種差別を思わせるCMが乗客から非難され、同社は乗客に謝罪し、CMの手直しを行っていると伝えた。
CMは、2人の全日空の制服を着た日本人が国際線航空会社としての同社の国際イメージアップについて英語で会話するという内容である。
1人が「日本人のイメージ、変えちゃおうぜ」と言い、もう1人が金髪のかつらと高さを強調したつけ鼻という格好で「もちろん」と応じる。
日本で、西洋の白人は大きな鼻に金髪、青い目というイメージで、日本人に好まれている。
この30秒間のCMは18日から放映され、日本の英語ソーシャルサイトで大騒ぎとなった。
全日空の広報担当者の野村良成氏によると、同社が伝えたかったのは羽田空港と東京国際空港の国際サービスの拡張計画の重要さであり、日本人のグローバル化の考えを世界に広めることを目的としたものだった。ところが、CMデザインの初志と異なる意見を受け、一部の内容を変更。近く修正後のヴァージョンを発表する予定だという。
全日空の広報担当者は、同社が多くの乗客、特に外国人から苦情の電話を受けたことを認めている。日本は人種意識が高く、移民居住区が比較的少ない国である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月23日