安倍首相、メディアに「口裏合わせ」を強要①公開の場で不満を吐露
安倍首相、メディアに「口裏合わせ」を強要②自分に近い人物を任用
安倍首相の「捕らぬ狸の皮算用」は悪くないが、事がまだ望みどおりに進展しておらず、却って自らに面倒を招いている。
NHKは2月5日、3月31日から同局のキャスターを務める17人のニューフェイスを発表した。朝のニュースのキャスターには美人の和久田麻由子アナウンサーを起用した。
日本メディアの分析によると、経営委員会の会長と委員が慰安婦問題や南京大虐殺を否定する発言を何度もしたことから、「日本の顔」である公共放送のNHKの公正さと中立性が国際社会から疑問視されている。NHKの今回の動きは番組の視聴率を上げるためと見られる。
NHKの籾井勝人会長は5日、衆院予算委員会に出席した際、前月の就任会見での「特定秘密保護法」と安倍首相の靖国神社参拝に関する自身の発言を撤回した。
しかし、首相の面倒事はまだ終わっていない。
朝日新聞の4日の報道によると、法政大学名誉教授の須藤春夫氏は、百田氏の発言は経営委員の立場を無視し、NHK経営委員会の委員が守るべき「NHKの名誉と信頼を傷つける行為をしてはならない」という決まりに違反するものであり、首相の任命責任を追究すべきだとの見方を示した。
時事通信社は同日、自由民主党と連立政権を組む公明党の幹部は、百田氏の発言は非常に危険だと見ていると報道。民主党の桜井充政調会長はこれに対し、「百田氏の発言は常識では考えられない」と批判した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月8日