ケリー米国務長官が韓国と中国を訪問し日本を訪問しなかったことは、多くの憶測を引き起こした。清華大学中米関係研究センター主任、米国問題専門家の孫哲氏は「北京青年報」に対し、「過剰に分析する必要はなく、主に関係の発展のバランスをとるためである。オバマ大統領は4月に日本を訪問するが中国を訪問しないからだ」と話した。
日本の岸田文雄外相がこのほど米国を訪問したため、ケリー氏が訪日しなかったことも正常なことだとの見方もある。これについて、中国国際問題研究所の阮宗沢副院長は、「これはケリー氏が日本を訪問しなかった理由ではない。訪問日程は通常2~3カ月前から予定を組んでおり、日米の会談前にケリー氏は訪日しないことを決めていた。これは、日本が外相を訪米させケリー氏と会談する予定を臨時に組んだ理由である可能性がある」と述べた。
また、阮宗沢氏は、米国が日本を「避ける」ことで不快感を表した可能性もあるとの見解を示した。日本は隣国との関係において、米国の姿勢を顧みない挑発的行為を行っており、米国も巻き添えにすると同じであり、米国は失望感を表している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月14日