衛藤氏も荻生田氏も安倍首相の腹心中の腹心であり、安倍首相の参拝の主な立役者であったことは、日本の政界で周知の事実となっている。彼らの米国に対する「失望」は、安倍首相の本音を代言している。
衛藤氏が「失望」の動画を発表する前日、安倍首相は日本における極右的な言論の陣地『産経新聞』の主要コラム「正論」の年間大賞授賞式に出席した際に、この立場では発言が極めて不自由であり、彼らが言いたいことを言えるのが羨ましいと発言した。
安倍首相は何を言いたいのだろうか?「正論」を見ると、歴史否定、侵略の美化、軍拡、嫌中・嫌韓の言論が満ち満ちている。安倍首相が公の場で口にできないことは、右翼の政治家が代わりに発言するというわけだ。安倍首相は米国に対する不満を口にしようとし、衛藤氏、荻生田氏らが「スピーカー」の役割を演じている。
米国は安倍首相の腹心による「失望」で目を覚まし、安倍首相の路線がアジア太平洋の安全にもたらす危険性を真剣に分析するべきだ。安倍首相らの「日本の夢」が、靖国神社参拝に留まることは絶対にない。安倍首相の米国に対する今日の「失望」は、明日には米国への「敵視」になる可能性もある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年2月20日