日本が自ら武器輸出の門を開いたが、東南アジアを武装し、中国に対抗することは、本当に容易なことだろうか・その答案はおそらく、メディアが報じているほど簡単ではないかもしれない。
高価で買えない日本製品
日本製品の重要システム、米国が制約
単価が高く、改善・改良が少ない
戦後の日本経済および科学技術の高度発展により、日本製武器はさまざまな強みを持つ。例えばその電子システムは精密で、指標面の性能は世界最先端水準に達することが多い。しかし日本は第二次世界大戦の敗戦国だ。軍事的な保護国である米国は、真珠湾を奇襲した日本に対して保護と警戒の二重政策を施行しており、日本製武器の発展の潜在力を強く制約している。日本製武器の性能は優れており、多くの部品とサブシステムは米国製品の水準を上回っているように見えるが、日本製武器は重要システムで米国の制約を受けているほか、重要武器の開発も重要段階に差し掛かると米国に中断を迫られることが多い。また集約の能力は、日本の軍需産業の弱点とされている。
日本が武器輸出の規制を緩和できたのは、米国の奨励による結果だ。その「三原則」には柔軟性があるが、同盟国もしくは米日の利益にかなう相手にしか輸出できないという重要な原則がある。これらの条件を満たす国は、米国から直接武器を調達できる。これは日本製武器を調達する意欲に大きく影響するだろう。
また日本製武器は戦後の特殊な開発状況と市場条件により、単価が高く、環境への適応性が低く、改善・改良が少ないという特徴を持つ。性能が同じ、もしくはやや劣る日本製武器の価格は、米国製武器を大きく上回る。これは潜在的な顧客の購入意欲を著しく損ねる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月10日