日本の軍事アナリスト、清谷信一氏は「24時間態勢での監視、メンテナンス、ちょっとしたアクシデントに対応するには5機は必要なのに、防衛省はなぜ高価で巨大なグローバルホークを3機だけ調達するのか?」と指摘。
同氏は、「実はこうしたことは中空・長航続時間無人機で対応できる。例えばイスラエルのIAI社が開発した無人機『ヘロン(Heron)』ならかなり割安な上、性能もいい」とし、「日本は米国の強襲水陸両用兵車AAVP7A1がふさわしいか検討すらしていない。その性能や維持費を理解せずにあたふたと購入した」と語る。
これについてニューシャム氏は、日本はAAVについての検査・測定を行ったと異議を唱える。日本にとって水陸両用車の開発は非常に重要で、絶対に必要でもあるが、まったく足りていないという。
同氏は、「日本の国防調達には適当な装備さえ集めれば、日本は完璧な防御が可能だという一種の信念がある。イージスシステム、F2、F35戦闘機、垂直離着陸輸送機V22オスプレイ、スマート爆弾、巡航ミサイルなどがその『妙薬』にあたるが、これまで『妙薬』が存在したことはないし、これからも永遠に存在しない。代償を惜しまず新型兵器だけにこだわれば、それがあだとなり、容易に利用される。それはあまりに皮肉だ。日本人のアンバランスな調達は弱点を減らすどころか、弱点を増やしている。中国人はその弱点の研究と利用に全精力を集中するだろう」と分析する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月17日