ロイターの17日の報道によると、米韓自由貿易協定(FTA)が前年に発効したことを受け、日本とドイツの自動車メーカーが米国産車の販売を急速に伸ばし大きな恩恵を受けている。環球網が20日伝えた。
韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、同FTAが発効した昨年、ドイツと日本のメーカーは米国産車の販売台数を伸ばし、2011年比でほぼ5倍の増加を示した。一方、米国メーカーの同期間の販売増加率は43%にとどまり、韓国本土のメーカー現代自動車、起亜自動車の世界での販売台数は急速な伸びを見せた。
米ゼネラル・モーターズ(GM)の高級車キャデラックの関係者は、「FTAは米国の自動車メーカーにとって成長の好機だったが、販売の大きな押し上げにはつながっていない」と述べた。韓国国内ではディーゼル車の販売が好調だが、米国ではそうした状況は見られない。それは米国車は大きくドイツや日本と比べて燃費の面で劣ることが主な要因として挙げられる。韓国の自動車ユーザーはディーゼル車を購入する傾向が強く、これもドイツ車が米国車や日本車をリードしている要因となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月21日