日本は19日、最西端の沖縄県与那国島で、自衛隊の沿岸監視部隊の基地の建設を開始した。沖縄での基地建設は40年以上ぶりとなり、「南西諸島」の防衛を強化しようとしていることがわかる。多くの住民は、島が「ターゲット」になることを懸念し、軍事施設の建設を強く反対してきた。
中国から最も近い有人島
与那国島は中国台湾の花蓮県からわずか110キロの場所にある中国から最も近い有人島である。釣魚島からは170キロだが、自衛隊が駐屯する沖縄からは500キロ離れており、日本の最も南西にある扉である。住民はわずか1500人で、自衛隊が駐屯したことは過去になかった。
与那国島は本州から遠く、地理的にも経済的にも中国台湾と関係が深い。2005年上半期、町議会は「与那国自立」を採択した。
与那国島の周辺海域は中国海軍の艦隊が太平洋に入る主な航路の一つである。島には小さい空港があり、戦闘機を配備でき、ここから釣魚島に飛べば約6分で到着できる。監視施設の建設は、日本政府による釣魚島の防衛強化に重要な役割を果たすと見られる。また、日本メディアは、この島と基地がミサイル攻撃のターゲットになることは間違いないとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月21日