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発信時間： 2014-04-28 16:23:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今回公開された米英の戦争捕虜に関する3点の資料は関東憲兵隊の資料の中から見つかったものである。主に、1944年に日本軍が打ち落とした米軍のB29爆撃機の一部の戦争捕虜のリスト、尋問記録、米英捕虜に対する管理の状況がわかる資料で、第二次世界大戦時の日本による米英の戦争捕虜の虐待を研究するうえで重要な資料となる。1944年の『奉天地区の労働動態観察』は、米英の捕虜、日本人、中国人労働者の作業効率の比較を記載しており、満州工作機械株式会社が使用した米英捕虜約500人は効率が悪いと指摘している。

吉林省檔案館の李秀娟研究員によると、1942年11月から1945年に日本が無条件降伏するまで、日本軍は太平洋戦争の捕虜だった米英などの国の捕虜をフィリピンから船に乗せ、朝鮮の釜山港を通って遼寧省瀋陽市鉄西区内の戦争捕虜施設に運んだ。この施設は「奉天捕虜収容所」という名前で、米国、イギリス、オーストラリアなどの捕虜が入れられた。最も多いときで2000人以上、通常1500人前後が収容され、その多くが米軍の戦争捕虜だった。収容されている数年間、捕虜は奉天の満州工作機械株式会社や満州帆布株式会社などで働かされ、非人道的な虐待を受けた。概算統計によると、約240人の捕虜が様々な原因によって収容所で死亡した。

 

「中国網日本語版（チャイナネット）」2014年4月28日

 

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