軍備競争で激しく対立
中日双方は相手国の軍事面の台頭を、自国の軍事力強化の口実にしている。これは残念なことだ。双方の海軍・空軍は互いに狙いを定め、追跡し合う軍備競争時代に入った。カナダ軍事専門誌『漢和ディフェンスレビュー』5月号が伝えた。
中国のJ-20戦闘機、J-31戦闘機の開発、中国版イージス艦「中華神盾」の建造、J-15戦闘機、J-16戦闘機、空母の生産といった動きを受け、日本はそのほぼすべてに対策を講じている。日本は1月12日に新たな防衛計画の大綱を発表し、42機のF-35戦闘機を輸入した上で、さらに戦闘機を追加する計画を打ち出した。
南西諸島を防衛するため、海上自衛隊は2018年に2隻の大型揚陸艦を輸入することを検討している。これは満載排水量が4万5000トンに達する事実上の空母で、F-35Bを含む30数機の戦闘機を搭載できる。
航空自衛隊はまた、国産ステルス戦闘機の開発を進めている。中国のJ-20戦闘機の今後のライバルはF-22となり、その後は日本が開発中の「心神」ステルス戦闘機となる。後者は材料の活用、アクティブフェイズドアレイレーダーなどの分野で、中国を上回る技術経験を持っている。