広島平和記念公園に植樹されていた日韓友好の象徴である木が消失した。市は「人為的に抜き去られた可能性がある」とみている。
約50センチまで育っていたこの木は、第二次世界大戦時の韓国人原爆犠牲者を追悼するため、2011年に日韓の学生が共同で同公園内に植樹したもの。日韓両国の平和や共生を願う象徴としている。
日本メディアの9日の報道によると、市と木を管理していた在日本大韓民国民団広島県地方本部に「木がなくなっている」と4月24日に市民から連絡があった。
同民団がそれ以前の状況を調べたところ、木は4月16日午前時点ではまだあったが、同日午後になくなっていた。広島中央署が被害届を受け5月8日から窃盗容疑で捜査を開始した。
朝日新聞は市関係者の話を引用し、「自然に枯れたとは考えにくく、人為的に抜き去られた可能性がある」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月12日