共同通信社によると、米軍のグアムにある基地から無人偵察機「グローバルホーク」が24日、日本の青森県三沢市にある在日米軍三沢基地に到着した。グアムの台風のシーズンを避けるため、このグローバルホークは10月まで三沢基地に配備される予定。同型機の日本への配備は初めて。グローバルホークは6月上旬に就役し、アジア・太平洋地域の偵察任務に参加する見通し。
同日早朝6時を回った頃、基地付近でダークグレーのグローバルホークが三沢基地にゆっくり着陸するのが確認された。
地上遠隔操作で飛行任務を行うグローバルホークは米軍のグアムにあるアンダーソン空軍基地に就役する。日本への配備はグアムの台風のシーズンを避け、偵察機の運用効率を上げ、情報収集能力を高めるためと見られている。計画では、毎年5月から10月まで、2機のグローバルホークが三沢基地に配備される。
日本の防衛省によると、グローバルホークの飛行高度は1.5万メートル以上で民間機より高く、周辺地域への影響は最小に抑えられる。日本側は、米国側に飛行計画を事前に調整するなど、安全な運用に努めるように求めた。