「環球時報」が消息筋から得た情報によると、今回の中ロ海上合同演習を偵察するため、米軍だけでなく、日本も船舶と航空機を出動させて頻繁に監視した。ある日本の偵察艦は漁船を装い、接近して偵察し写真を撮った。また、上空偵察においては、情報収集の重点を中ロ海軍の電子情報とレーダーに置いた。
日本はアジア最強の海上偵察力を持ち、海上自衛隊は97機のP-3C対潜哨戒機を装備している。「環球時報」が消息筋から得た情報によると、今回出動したOP-3C画像情報収集機は厚木航空基地から特別に派遣されたものであり、海上自衛隊の第4航空群第81航空隊に所属している。同航空隊はEP-3電子偵察機と川崎重工が独自で改造したOP-3C画像情報収集機を装備。自衛隊は2001年に数少ないP-3CをOP-3Cに改造すると明かしたが、日本側は改造後の6機の同型機の性能を公開していない。日本メディアによると、改造後の同型機の性能は米海軍のVPU-1とVPU-2に匹敵でき、極秘の戦略偵察任務を担うため、性能が公開されることはない。同型機は2002年の導入後、中国の東中国海での偵察を主に行ってきた。
日本が出動させた別の偵察機のYS-11EB電子偵察機は厚木基地の第61航空隊に所属。自衛隊は同型機を計6機保有し、うち2機のYS-11EA電子偵察機は電子作戦を行い、4機のYS-11EB電子偵察機は外国軍の水上艦と潜水艦のレーダー、信号、通信情報の収集を担っている。
中日の軍機が「すれ違った」24日、中ロ両軍は海上で捜索救援演習を実施していたが、日本の先鋭偵察機はこのような敏感でない演習も監視した。ここから、日本は中ロ軍事演習に敏感になっていることがわかる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月26日