日本にとって唯一の正当な理由は、中国の東中国海の防空識別圏を認めていないということだ。今回の出来事は、他国の防空識別圏を尊重することの重要性を示した。今回の出来事で責任を負わなかったのは、中国ではなく日本の方だ。
東アジアの潜在的な、真の危機が、人々の頭の中で渦巻いている。これは台湾が「法的な独立」を宣言し、中国が台湾を失うという問題に直面することだ。そうなれば、軍事的な姿勢、軍事的な脅迫、軍事的な手段が、差し迫った議題になるだろう。
この状況の中、米中関係で最も大きな悩みの種となっているのは、東中国海・南中国海の島嶼の駆け引きではなく、中国軍の5人の関係者を起訴し、中国を挑発した件だ。米中両軍の交流と対抗に伴い、双方は相手に対する理解を深めるべきではなかろうか。(筆者:ピーター・リー)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月28日