アジア安全保障会議(シャングリラ会合)に出席したインドネシア軍の代表は、「環球時報」に対し、安倍首相が公の場で発言した日米同盟はアジアの安全保障秩序の基軸という「でたらめ」は一方的な願望であると話した。
日米の経済発展のレベル、政治体制と文化はASEANの多くの国と異なるが、中国の経済発展のレベルと文化はASEAN諸国に近い。「中国を外す」アジアの安全保障秩序の機軸が固まるはずない。しかし、安倍首相は公の場で「フィリピンに駆逐艦などの軍備を提供する」と発言し、反感を買った。
「ロシアの声」は2日、ロシア科学院極東研究所の専門家のパヴリュチェンコ氏の言葉を引用し、「米国と日本はシャングリラ会合を利用して中国に一撃を与えたい考えだが、小国の中で後についているのはベトナムとフィリピンだけで、その他のASEAN諸国は中国を批判していない。そのため、日米が会合で対中戦線を築くという企みは失敗に終わる」と伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年6月3日