甲午戦争(日清戦争)から120年。中国も反省しているが、日本も少しは反省するべきだ。甲午戦争後、日本の右翼勢力は極端化し始め、軍国主義者が際限なく膨張し始めた。米国の学者は当時の日本について、「日本はいわゆる勝利病にかかった。どんな戦いも仕掛け、どんな国も戦略しようとした。その結果、飲み込んだものを無理やり吐かされる結果となった」と指摘する。韓国の学者、李御寧(イー・オリョン)は、「真珠湾攻撃のアイデアは、一撃必勝という剣道や相撲の考えから来たものだが、それをやるには範囲が広すぎた。日本はいつも盆栽をだだっ広い平原に植え替えようとして間違いを犯す」と指摘した。
中日双方は今、新たな相互認識と位置づけを改めて確立し、互いがパートナーなのか脅威なのか、チャンスなのか試練なのかを、根本的に解決する必要がある。
日本はアジア最大の先進国、中国は世界最大の発展途上国だ。先進国は引き続き発達し続け、全面的な発展を目指す。一方の途上国は発展を加速し、大きく台頭し始めている。日本にとっての発達と、中国にとっての発展。どちらも「絶対の道理」だ。どちらも揺るぎない道理であり、道理は通さなければならない。2つの大国は、発展の段階こそ異なるものの、どちらも「持続可能な発展」という同じ道を歩んでいる。両国は同じ方向を向くべきであり、ぶつかり合うべきではない。